男女トラブルは古今東西、起きるものです。
歴史の大きな出来事の背景には、男女トラブルが隠されている、といった指摘もある程です。
一人の異性のために全てを犠牲にして、一つの物事に打ち込む、これは映画などのフィクションではよく見かける光景ですが、実はリアルの世間でもしばしば見かけます。
特に思春期の男女は、恋愛について興味津々です。
今は特にネットやSNS等、情報源やコミュニケーションツールが豊富なので、今まで以上に思春期の男女が男女トラブルに巻き込まれやすいです。

ストーカーじみた片思い

語弊を恐れずに言及すれば、情熱的な愛情を異性に抱く事とストーカー行為をしてしまう事は、本当に紙一重です。
それこそ世間一般で大ヒットしている恋愛小説や恋愛映画の登場人物なども、冷静に見えればストーカーに近い行為をしている事が大半です。

特に恋愛について大きな好奇心が高まる思春期の男女は、好きな同級生などに対してストーカーじみた片思いをしてしまうものです。
完全に迷惑行為になるストーカー行為は絶対にいけません。

しかし、近年では脳科学の世界でも指摘されていますが、片思いの感情から人が自然と好きな異性について、あれこれ調べたくなったり、普段の行動が気になって仕方ない感情になるのは、極めて自然な人間的本能によるものだと分析されています。

またクラスメイトだけではなく、同じ塾で通う異性の友達に、片思いをしてしまい、情熱的なアプローチを普段からしてしまっている思春期の生徒も少なくはありません。
片思いの感情は時として激しいものがあり、勉強や普段の生活を捨ててまで、恋愛に依存してしまう女子生徒もいます。

男女トラブルの解決の仕方も勉強していった私の塾の卒業生

思春期の男女はお互いについて好奇心があり、早熟な生徒同士であれば、塾での出会いをきっかけに、交際を始めたりします。
ただ思春期の頃と言えば、勉強の基礎を固める上でも大事な時期です。
男女交際に依存したり、ストーカーじみた行為で男女トラブルを起こしている暇はありません。

ただ、大人が頭ごなしに怒るのはNGです。
思春期の男女はまだまだ経験不足、ネット等で恋愛に関する情報を得ていても、それはあくまでバーチャルなハウツーです。
私の塾の卒業生については、丁寧に指導と悩み相談を受ける事で、男女トラブルの解決の仕方についても学習させました。

大人が一方的に恋愛禁止を打ち出したり、不適切な行動を怒るだけでは逆効果です。
むしろ、恋愛感情の発露を認め、当事者同士で話し合いの場を設けたり、塾内で不適切な行為をした生徒については個別にカウンセリングをする等、マンツーマンのコーチングが大事です。
塾は勉強だけを教える場所ではなく、ある意味で人生を勉強する場でもあると思います。